交流分析(TA=Transactional Analysis)を学ぶに当たり、目的は千差万別です。ご自分の目的とマッチした受講者がきっといると思います。皆さまの判断材料として過去の受講者の生の声をご覧ください。
交流分析で自分が変わる
男性 50歳代 産業カウンセラー男性
「私は肯定的に受け入れられるように変化しつつあるかも知れない」 私は、交流分析に出会うまでは、大変「しんどい」生き方をしてきたと思う。それまでは他人から高く評価されたいという思いからか、ときには自分を偽り、虚勢を張り、随分と肩に力を入れて生きてきた人生だったような気がする。5年前に転職し、現在の仕事である再就職支援のためのキャリアカウンセリング業務に就いたのをきっかけに、心理学の勉強を始めた。
交流分析に出会い、エゴグラムやOK牧場における自己分析で自分の「こころのクセ」を知った。そして「もっと楽に生きる」こと、「今ここでの私を変える」ことの大切さとその可能性を感じ、NPO日本交流分析協会の門を叩いたのである。以来、私は、家族を含め多くの方から「良い意味で変わった」とよく言われる。それは、私の基本的コミュニケーションスタイルが、交流分析を学ぶ過程で「ありのままの自分を受け止め、相手の存在そのものを肯定し受け入れる」立場に変化しつつあるかも知れない。
男性 50歳代 人材育成担当
「もっと学びを深めて、自分らしい人生を目指したい。」 私はTAを勉強して多くの気づきを得ることが出来ました。特にまだ起こっていないことに対して心配・不安を感じる自分がおり、そのことで嫌な感情を引きずることが多々あったのですが、まだ発生もしていない未来のことに対して「くよくよ」と悩むのではなく、今、ここの自分がどうあるべきかということに目が行くようになりました。
また、対話分析を通じて、対人コミュニケーションの基本を学ぶことも出来たし、自分がどんなドライバーに囚われていたかということも理解できたと思います。これからはさらに学びを深めて、もっと自分らしい人生を送れるようになりたいですし、また多くの人に対しても伝えていきたいと思います。 (注)ドライバー:親から繰り返し言われて駆り立てられるメッセージ(交流分析士2級テキスト)
女性 50歳代 NPO法人団体理事 カウンセラー
「学んで感動しました。これからは自分を変えて・・・」 長年勤めていた会社が不況の煽りで解散ということになり、直ぐに職安に飛び込み、数え切れないくらい就職のための面接試験を受けましたが、50歳を目の前にしていた私を必要とする企業はなく、現実の厳しさに途方に暮れ、「世間は私を必要としない」挙げ句の果て「私はもう生きて行く価値のない人間なんだ」と、精神的に落ち込んでいたときがありました。
その時、ふっと新聞の広告欄で「心理カウンセラー」という文字が目に飛び込んできました。そこで、始めて「交流分析」という心理療法があるのを知りました。 一般の人にも優しい語句や図式で、理論的に構築された交流分析はとても分りやすく理解でき、納得のいくものでした。 何より、交流分析を理解することで、自分が持っている本来の能力に気づき、他人との人間関係を自分でコントロールできるようになることで、より豊かに生きていけることを知り、自分の人生をも変えられるということに深く感銘を受けました。
私が交流分析と出会ったのは3年前。知人から勧められて読んだ本が『TA Today』でした。ゲームやラケット感情といった言葉と出会って、これまでの自分に対し納得ができました。自分は本当は親密さを求めているのに、その方法がわからずゲームをしていたことを自覚しました。なるほど、それではいけないと思い、毎日が勉強です。
大学でマーケティングの教員をしています。今後の研究にTAを活かして、消費者心理をTAと結び付けられたらと思い2級の資格を取りました。FCが高い人は衝動買いをしてしまう?といった仮説を証明できれば面白いと思っています。いつかはインストラクターになって、TAを広められたらと思っています。
交流分析を仕事に活かす
家族にも勧めて見た結果、次女が受講させて頂き、今は、家の中での親子の会話も交流分析を交えて、今までなら、感情のぶつかり合いであった会話も、お互いを高め合える楽しい時間となりました。フラワーで生かす為にも、勉強を進めて行きたいと思います。
女性 30歳代 ボランティア団体主宰
「”OK-OK”を学んでこれから私は伝えていきたいことが・・・」
「OK-OK」の関係をTAで学んだことにより、人間関係や不登校支援のボランティア組織の運営、対外的姿勢に支柱を頂けたことに感謝しております。
金融破綻・格差社会等子どもたちが未来に希望を持てない現実がありますが、一人の人間として目指すべき生き方があることを、TAを活用して私自身の生き方として伝えて行きたいと思います。家族、特に夫に私にこのような学びの時間を持たせてくれたことに感謝します。
自分の性格を見つめ直す良い機会となり、もっと人に優しくなり、人の気持ちに寄り添えるようになろうと思いました。
私は理学療法士を目指しています。
たくさんの患者様を治療させていただくと言うことは色々な性格の人と接することが多くなります。時には患者様がなかなか心を開いてくださらない時もあります。不安で怒る患者様もいらっしゃいます。
そんな時、交流分析で学んだことを生かしてその方の心理状態を分析し、まずは交流を円滑にし、体だけでなく心も癒せたらなと思っています。
スキルアップしたい方
女性 50歳代 元保健所勤務
「私はストレスのセルフケアのプログラムを作成し、地域で講演活動をしています。」
様々なストレスが満ち溢れ、子どもから大人まで、過剰なストレスにさらされ、こころに不調をきたす人が増加の一途をたどっている今日、ストレスにさらされ、不安や緊張を体験しながら、著しく不適応な状態に陥ることなく、こころの健康を維持し向上させること、即ち、こころの健康づくり対策が重要な課題となっています。課題解決のためには先ず、「自分のストレスに気づき、上手にストレスのセルフケアができるスキルを身につけること」が必要ではないかと考え、約10年程前から下記のようなプログラムを作成し地域や企業、学校(中学、高等学校)等で講演をしています。
資格を活かしている方
女性 50歳代 元学校教師
「私は子供たちに『相談室便り』の連載で『自分もOK、友達もOK』を呼びかけています。」
まず、自分自身の脚本分析を2年以上に渡って受け、考え、感じ、自身のもつ禁止令、ドライバーをコントロールする力をつけながら、私の心の中の「石化した女の子」を癒す作業を続けています。
一瞬にして昔からの馴染み深い感情に引き戻されることも多いのですが、学んだことを生かしながら少しずつ前進し、最近ではカウンセリング場面でも巻き込まれるこなく冷静に時間の共有が出来るようになりました。また、カウンセラーとしては「相談室便り」のなかで、子どもたちの「自分もOK、友達もOK」を目指して、イメージトレーニング、自分を知る、人生態度、会話の癖、アサーショントレーニングなどを連載しています。
女性 50歳代 TAカレッジ主催
「私は受講生から感謝の声『やってよかった』等聞くにつけ、TAの素晴らしさを実感しています。」
インストラクターとして「TAカレッジ」を開講し入門講座、2級講座の講師をしております。自分自身が受講生だった頃には、なかなか腑に落ちなかったことがインストラクターとして人前に立ち、TAの内容を説明しているとより深く理解出来るようになりました。教えながら学ばさせてもらっている感じです。TAの理論はやればやるほど、深く濃く充実したものになっています。受講生から「やってよかった」「楽しかった」「役に立った」等、聞くにつけ、TAの素晴らしさを実感しています。
TA心理カウンセラー
現在、就労支援カウンセラーとして日々クライエントのお話を伺っています。初回面談時にその方から感じた印象をとても大切にしておりますが、毎回具体的に表現するのが難しいと感じていました。しかし、この講座を通してTAとカウンセリングについて関連付けて深く学んだ結果、クライエントと対峙した時、言語・非言語から受け止めたことを的確にTAの7つのジャンルに照らし合わせて体系化することで、以前に比べてより深くクライエント理解ができるようになったと感じております。
TA理論の素晴らしさは、日々さまざまの場面で活用し、実感していましたが、資格を取得したからこそ自己理解が進み、さらに実践に努める意欲が高まって仕事に活かすことができるようになりました。今後も研鑽を続け、机上の理論ではなく、活用実践できるツールとして自分の強みにしていきたいと思います。
子育ち支援士
「子ども自身が持つ育つ力を最大限に発揮させる」
子育ち支援士の研修を受講し、最も強く心に響いた言葉です。
「子育て」ではなく、「子育ち」支援の在り方は、現在、子育て中のお母さん方に関わる活動をしている私にとって、公私ともに大変役に立っております。「I,m OK you,re OK」の関係を築き、親子ともに充実感を得られる子育てを一人でも多くの方に広めていけるよう、今後も更に学びを深めていきたいと思っております。
交流分析に興味のある方、学びたい方
交流分析って何だろう、エゴグラムについてもっと知りたい、交流分析士の資格を取りたいなど、交流分析に関するご質問、関西支部に対するご意見・ご要望など、お気軽にお知らせください。